神経管閉鎖障害予防には葉酸を

早いもので、あっという間に12月に突入しました。 繁忙期になると、なかなかブログに手が伸びなくなります。時間がなくなると、日々のふりかえりとその記録がつらくなってきます。ふりかえり手帳も飛ぶように白紙のページが。悪循環に入らないよう、仕事をさ…

ローヤルゼリーにはどんな効果があるか?

ローヤルゼリーは、サプリメントの中でもよく使われるもののようです。いかにも効果がありそうな宣伝がなされていますが、実際に効果は検証されているのでしょうか。調べてみました。 意外にも研究が少ない これほど普及しているわりに医学論文は少なく、質…

ω-3脂肪酸、またも残念な結果に

総死亡、心血管死亡ではプラセボと差がない DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)といえば、サプリメントの代表格のような成分ではないでしょうか。これらを含むω-3脂肪酸(オメガ-3しぼうさん)の効果を検証した多くの研究では、これま…

ビタミンDについて知っておくべきたったひとつの効果

ビタミンDは骨にいい? ビタミンDについて、いくつか医学論文を紹介してきました。ちょっと忘れかけていますが、過去記事をご参照ください。 65歳以上のビタミンD単独投与では、股関節骨折予防効果は期待できない。 *1 閉経後の女性に対しては、ビタミンDの…

ビタミンDに骨折予防効果はあるのか?

ビタミンDには骨折予防効果はない ビタミンDに関するコクランのメタ分析が出ています。以前の記事*1でも2009年のメタ分析を紹介していますが、更新されましたので、あらためて見ておきましょう。 メタ分析(Avenell, 2014年) *2 P▶ 閉経後の女性または高齢…

ビタミンDで骨は強くなりますか?

ビタミンDについて調べていたところ、タイムリーにもthe Lancet誌今週号にメタ分析が掲載されていましたので、ご紹介したいと思います。 その前に、これまでのビタミンDの位置づけについて、確認しておきます。 ビタミンDに対するこれまでの評価 ビタミンDは…

夜泣きに効く治療はないですか?

「夜泣きに自宅でできるような治療や対処方法はないのでしょうか?」 外来で聞かれました。さっそくUpToDateで「夜泣き」と検索。 "夜泣き (nocturnal crying)" 日本語検索機能では、夜尿症やらのトピックが検索されるだけで、夜泣きのトピックは検索されま…

繰り返す口内炎にはビタミンB12

口内炎は一般人口の25%がかかる病気といわれるほど、よくみられる病気です。私も時々、苦しめられることがあります。 なかなかいい治療もないのですが、ビタミン剤が処方されることが多いようです。エビデンスを確認してみました。-------------------------…

三叉神経痛にビタミンB12?

三叉神経痛の方を診察した初期研修医。ビタミンB12を処方しようとしたところ、指導医に止められたようです。「ビタミンB12って効果ないんですか?よく神経痛に処方されてるじゃないですか。」 ここは腕の見せ所です。思わず講釈を垂れたくなる気持ちを抑えて…

月経前症候群(PMS)にカルシウム

生理の頭痛がひどいという女性。なるべく薬を使わずに楽にする方法はないでしょうか?と。月経に伴う周期的な症状ということで、月経前症候群(PMS)になるでしょうか。------------------------------------------------------------月経前症候群 - Wikipedia…

特定用途食品・栄養療法エビデンス情報

栄養療法についてのエビデンスがCATs(critical appraisal topics)の形式でまとめられてPDF配布されているウェブサイトです。 なかなか情報量が豊富です。------------------------------------------------------------特定用途食品・栄養療法エビデンス情報…

緑茶エキスで口腔癌が縮小?

サーチナニュースから。論文は確認していませんので、記事のみに基づく情報です。------------------------------------------------------------伊藤園、緑茶が口腔癌の予防剤として有望であることを確認 株式会社伊藤園の中央研究所はこのほど、テキサス大…

大豆イソフラボンの過剰摂取に警鐘

2006年に健康食品としての大豆イソフラボンの過剰摂取が話題になったことがありました。もうお忘れかと思いますので、こちらも調べてみました。 まずは記事から。この時期の記事が残っているのはすばらしいですね。----------------------------------------…

イソフラボンで肺がん発症は減らない(2)

イソフラボンで肺がん発症は減らない(1) につづきます。 この研究では層別解析が行われており、喫煙歴がない男性のみで差が出ています。------------------------------------------------------------Never smokers (n = 13,051)イソフラボン摂取量が最も少…

イソフラボンで肺がん発症は減らない(1)

イソフラボンと肺がんに関する日本のコホート研究が発表されています。------------------------------------------------------------Shimazu T, Inoue M, Sasazuki S, Iwasaki M, Sawada N, Yamaji T, Tsugane S. Isoflavone intake and risk of lung canc…